
「今、私はここにいます」を共有しよう
2024年8月18日をもって70年にわたる営業を終えた丸広百貨店東松山店について、自分自身の購買体験を中心に振り返ります。「あの店では何が買えて、何が買えなかったのか。」をテーマにしてみました。 厳しい営業状況を強いられた地方百貨店の限界と矜持もご覧いただけると幸いです。
西武池袋本店に入居するラグジュアリーブランドのルイヴィトン。過去に、ラグジュアリーブランドとしては珍しいフロアに出店していたことをご存知だろうか? 手元にある過去のフロアガイドと各種ニュースをもとに、ルイヴィトンが館内でどのように移転してきたか解説していきたい。
閉店の音楽、と言われて多くの人が思い浮かべるのは「蛍の光」だろう。だが実際にあの曲を使う都市部のデパートは意外に少なく、多くの店はそれぞれ独自の音楽を持っている。中でも西武池袋本店のそれは変わっている。チャップリンの古い映画の旋律と時報をくぐった先に流れるのは、歌詞のある一曲だ。閉店の音楽に、人の声と言葉が乗っている——これは思いのほか珍しい。 この音楽を聞いて「セゾンらしい」と言うZ世代がいる。 セゾン文化を生きたわけでも見たわけでもなく、その名前と輪郭しか知らない世代だ。バブルも、黄金期の西武も知らないのにも関わらず、この歌に、見たことのない過去を思い浮かべ、惹かれてしまう。「知らないものは懐かしめない」のだから、懐かしさではないはずだ。 ならば、これは何なのか。惹かれているのは、豊かだった時代そのものではない。セゾン文化とは何か、ではなく、「セゾン文化の当事者ではない世代がなぜ惹かれるのか」という問いを、Z世代同士の対話から考察してみる。