東武東上線の池袋駅改札と直結する東武百貨店池袋店プラザ館1階はここ1年で興味深い進化をしている。
元々は特選ブティック(ラグジュアリーブランド)とGAPで構成されていたが、2025年3月にサンローラン.バレンシアガが閉店、2025年初夏にGAPが2階売場に縮小する形で撤退、2026年1月にグッチ.ボッテガヴェネタが閉店。特選ブティックとしてはマックスマーラのみが残る形となった。
一方、高級アウトドアブランドのアークテリクス(GAP跡地)、スニーカーブランドのサロモン(グッチ跡地)、スポーツウェアのデサント(ボッテガヴェネタ跡地)を順次誘致。特選ブティックの閉鎖的なテナント区画構造を生かし通常のスポーツ売場では実現しにくい、ブランドの世界観をじっくり時間楽しめる新しいスポーツ&アウトドアゾーンに生まれ変わった。 今回誘致したブランドは中〜高価格帯ではあるが、スポーツという身近なカテゴリーでアプローチしてきており、沿線民の暮らしを支えるという電鉄系大衆型百貨店のDNAを感じる
近年百貨店は、富裕層やインバウンドの増加でラグジュアリーブランドを意識的に拡大してきた(ライバルの西武池袋本店も改装でラグジュアリーブランドを強化している)。しかし、東武百貨店の場合真逆の取り組みを仕掛けてきた。いち早くユニクロを入れる等百貨店の当たり前にとらわれない売場づくりを進めてきた東武百貨店だからこそできたのかもしれない。 なお、サンローラン.バレンシアガの跡地は今も仮囲いが建っており、インパクトがあるブランド誘致に期待したい。


