商業施設の価値は、何で測られるのか——ヨドバシ対西武
2026年7月29日·205 PV
けんとー
@kentoo
2026年6月30日、池袋駅東口に「Yodobashi-Ikebukuro」が開業した。長く西武池袋本店が入っていた建物に、関東最大級のヨドバシカメラが同居する、新しい風景である。 開業を前後して、X上ではこの一件の受け止めが真っ二つに割れた。全国有数の売上を誇った百貨店の売り場が半分近くまで削られ、そこへ家電量販店が入ったことを嘆く声。かたや、経営が傾いて手放された店なのだから、ヨドバシに取
論理的に考えれば、西武池袋本店の従前の売上が1700億円超であっても、そごう・西武が立ちゆかなくなったから、今に至った。 西武池袋本店だけの事業を切り売り(会社分割とか事業譲渡)したくても、譲渡代金が低額(基本的にデパート、特に呉服系でないデパート、はオワコン)しか見込めないから、端的に不動産を売却すると高額な代金(買主が収益を得られると見込んで買うから。デパート業はさほど儲からないことと対比すべき)が入るので、そごう・西武も親会社のセブンも一息つける、から当たり前の話である。けんとー さんの記事はパートにノスタルジーを感じての追悼文、と言えるが、論理的には意味が分からない。 本当は、ヨドバシは西武を全て追い出したかったろうが、セブンは体面上「西武池袋の営業を残す」条件で売却をしたから、不動産が欲しいヨドバシは、短期の定期借家でのビル一部のリースバックを受忍した。おそらくは、近年に西武池袋は家賃を払える儲けが出なくなって途中退去か、定期借家(更新がない)の期間終了で退去するのであろう。渋谷の東急デパートや新宿の小田急デパートなども盤石の親会社があるからといって、個々のデパート店舗が維持されるわけではなく、ましてや西武池袋が消えても、それは自然な話ではある。